第54号 2001 年10月 29日

昭島市 ジャスコ問題の連絡会 開く

  駐車台数不足 渋滞悪化 交通事故の不安       に意見集中
駐車台数 998台(敷地内) 190台(隔地)
昭島市試算 1450台必要

 ジャスコ昭島店(仮称)の出店問題について進展がありました。

 イオン株式会社と平和不動産株式会社は、1011日付で東京都知事に対して「意見に伴う届出事項変更届出書(以下、変更届)」を提出しました。これは、大規模小売店舗立地法以下、立地法にもとづいて東京都から20日付で出されたジャスコ昭島店出店についての「意見」に対する回答となるものです。本紙第53号でお知らせしたものと同じ内容になっています。立地法では、変更届が提出されてから昭島市が意見を述べ、都の審議会が答申をまとめ、2ヶ月以内に東京都が勧告をすることになっています。そこで昭島市は、1022(月)に市庁舎において、「ジャスコ昭島店の出店計画の変更に関する連絡会」という地域住民の意見を聴く場を設けました。出席したのは、計画地周辺の自治会、PTA、青少年とともにあゆむ地区委員会、交通安全協会、中神工業団地協力会等の代表者。

 駐車場の不足、新たに示された隔地駐車場(現フランスベット従業員駐車場)への疑問、予定地周辺での渋滞の悪化、増加する車輌・不法駐車による事故発生への懸念などに意見が集中しました。当団地からは、自治会長・副会長・管理組合理事長・北小の会会長が発言しました。この発言を中心に、昭島市担当者の見解も含めて掲載します。

▼は、住民の意見。 → は、昭島市担当者(市民部長)の見解です。

<敷地内駐車台数の不足>

▼行政と住民は立場は異なるが、ジャスコ出店については地域環境を守る点では同じ。そこで、大切なのはジャスコから見て行政と住民がひとつにまとまっていること。立地法をクリアすればよいというジャスコのスタンスは明確になっている。焦点は「東京都の意見」に対する対応。わたしたちが追求できるのは、立地法の指針に従わないと明言している駐車台数の問題。渋滞・狭い街路への車輌進入・違法駐車などについては、駐車場問題から派生する。

→ 全体の方向性としては、設置届けに対する昭島市の9つの意見でクリアできていない部分についてこれからも追求していく。駐車台数については、立地法及び昭島市の算出した台数とはかけ離れた数字になっており、今後も追求していく 店舗面積が減少したものの、昭島市は1450台が必要と試算している

▼ジャスコの出店は立地法の対象第1号。法からはずれていくことのないようにしていきたい。ジャスコは「必ずしもナショナルスタンダードに従うことはない」と述べているが、その根拠が示されていない。

東京都も昭島市も、設置者ジャスコが「立地法の指針によらない」といっている理由が明確ではないと考えている

▼休日のピーク平均の数字を使っているが、駐車台数は最大必要数で考えるべき。

→ そのとおり。

ジャスコとエスパの比較を明確にして、ジャスコの駐車台数が絶対的に不足していることを指摘すべきである。

▼モリタウンよりアクセス条件が悪いのであるから、それ以上の台数を確保すべきである。


<敷地外(隔地)駐車場>

隔地駐車場現フランスベッド従業員用駐車場)利用されない。

隔地駐車場は利用される可能性は低い。

▼隔地駐車場は利用しないだろう。それが違法駐車を招き、通学路が危険になる。店舗敷地内の駐車場確保を求めるべき。

▼隔地駐車場で
190台分確保したとなっているが、フランスベッドの知人に問い合わせたところ、190台は駐車できないということである。私も現地を見た限り不可能と考える。

→ 設置者があげている台数が確保できるかは大変疑問。

▼現地は平日は社員駐車場であり、ジャスコが使えるのは休日だけ。休日に利用できるかどうかも不明。お盆の時期も使えるかどうかは疑問。

→ 盆暮れについては懸念される。


<渋滞の悪化>

▼南から来店する車両。「瑞雲中学校」交差点での右折はさばききれない。

→ 北から来店する車輌の入庫待ちのスペースを確保したと説明を受けただけ。南からの右折誘導は危惧している。

▼隔地駐車場へは誘導がきわめて困難。それにともなう渋滞への対応が示されていない。

▼エスパへ向かう車輌との関連で検討してほしい。

現在でも週末の渋滞は大変なもの。これがいっそうひどくなる可能性が高く心配だ

▼諏訪松中通りに面した出入口は、入ってから駐車場までの導線がわかりづらくて渋滞の原因となる。

<団地内への車輌進入・不法駐車>

▼新設道路から直進してつつじが丘団地に入ってくる可能性が高い。

→ 交通管理者警視庁が回避する可能性もある。交通管理者の判断による。

▼ジャスコは、客が路上駐車などをしても関知しないと言っている。

▼西東京青果市場周辺では不法駐車が日常化しており、人身事故も発生している。
決まったら厳しく対応してほしい。

<今後について>

▼問題山積。東京都はどのような強制力・拘束力を持つのか。

→ 変更届提出後、2ヵ月で立地法による手続きは終了する。環境への影響が大きい場合は、市の意見を受けて東京都が勧告を出す。設置者が対応しなければ設置者名が公表される。

▼ジャスコは対応しない可能性が高い。住民は悪影響を受ける。勧告を待つまでもなく、協議の場を設定したい。市の対応は?

→ 立地法の枠内では対応できない。ジャスコ側は、前向きに検討するのではないか。



@東京都は昭島市の意見を聞き、指針を勘案するとともに、
A大規模小売店舗立地審議会の意見を聴きます。
B東京都は、ジャスコの変更届が都の意見を適正に反映していない場合などで、周辺の生活環境に著しい悪影響を及ぼす恐れがあると認められるときは、ジャスコに対して、必要な措置をとるよう勧告することができます。
C東京都の勧告を受けたジャスコは、勧告の内容をふまえ、必要な変更にかかわる届出を行います。
Dジャスコが正当な理由がなく東京都の勧告に従わないときには、都はその旨を公表することができます。

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